パートという雇用形態が日本を支えています
パート社員というと、どのようなイメージを抱くでしょうか。フルタイム雇用の正社員に比較して、仕事の責任が薄く、パートタイマーという限られた時間内のみの雇用なので仕事も楽だという印象を持たれているかたも少なくないでしょう。しかし、実際は、現在パート社員を雇用している企業では、パート社員の力で会社は稼働しているといっても過言ではありません。
大手フランチャイズのお食事処や居酒屋などの飲食店などの接客スタッフは、パート社員がほとんどです。責任者としてフルタイムの正社員がその場に居合わせることはありますが、直接お客さんに接客をする人はパートのスタッフです。つまり、パートで働く方がその店の顔ということです。その働き手を通じてお店の個性や性質や能力がお客さんに伝わるということです。これは正社員にはない責任です。今はこのスタイルの企業は飲食店のみならず、一般の製造業やサービス業にも広がっています。
企業としても、忙しい時に適材適所にスタッフを起用することができるパートという雇用形態は利便性が十分にあります。逆に正規雇用として月給制で働いてもらう従業員はあまりコストパフォーマンスが良くないので、今後の日本社会では減っていくでしょう。
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